時期的に卒業式ラッシュである。
私の街だと，先週は高校，今週末は中学校，来週末は小学校が卒業式を迎える。
因みに，我が家では，23日に下の子が保育所を卒園となる。

卒業式で，一番覚えているのは，やはり小学校だろうか。
とにかく，練習で証書授与の手順を間違えてばかりで，都度怒られた。
予行で直接校長からもらう時も失敗して，怒られたくらいである。
あんなもん，多少失敗しても別に人生が変わったり終わったりするもんでもないし，目くじら立てて怒ることもないのでは・・・というのが，今の感想。
歌った曲は，当時の定番の「巣立ちの歌」(岩河三郎作曲)。
その後何度か聴く機会を得たが，未だに好きになれない曲である。
多分，当時の失敗がトラウマとなつているからだろう。
あとは「仰げば尊し」も歌った。
20年近く前，何かドラマの卒業式の場面で使われたことがあったらしく，その当時小学校の卒業式ではちょっとしたブームだったらしい。
外国曲だから・・・という訳ではないが，これも私にはピンと来ない・・・。
最近の定番は，先頃作詞者が物故した「旅立ちの日に」らしい。
何でも，SMAPが歌ったから・・・という話を聞いたが，本当だろうか・・・。
後は，生き物係の「エール」だそうだが，既におっさんの私には，小中学生の感覚には付いていけないので，あの曲の良さは悪いが未だに理解できない・・・。

それに比べると，中学校の卒業式は，全く印象に乏しい。
公立高校の入試前のごたごたの中で，さっさと叩き出されたような感じで，感慨や感傷を持つゆとりすら無かった。
ただ，歌った曲だけは覚えている。
上記「仰げば尊し」の他，何故かメンデルスゾーンの「おお，ひばり」だった・・・。

・・・で，高校はもっと印象にない。
偶然，自分の誕生日が卒業式だったので，
「俺の人生は，なんて劇的なんだ･･・」
と，無理に思ったりしていたが，翌日入試に出かけることもあって，全く楽しめなかった。ただ終了後，後輩に何よりの好物(??)を３本，餞に貰ったことと(今更時効だろう)，その後，それを含めて・・・(以下自粛)・・・したことだけが印象に残っている。

もっとひどいのは，大学の卒業式で，終了後日が高いうちから浴びるように飲んだ・・・。
就職も決まって居らず，かなりやけくそになっていて，当然その日は家に帰らなかった筈だ・・・。
翌日は，当然ひどい宿酔いで，使い物にならなかった・・・。
卒業旅行で海外へ・・・なんてのは，別の世界の話だった・・・。

・・・という訳で，人生の節目たる卒業式だが，私にとってはどうでも良いものであったようだ・・・。
貴重な，或いは感慨深い体験をされた方々が，はっきり言って羨ましい。
やはり卒業式は，厳粛な気持ちで，かつ晴れやかに迎えるべきもの・・・と思う・・・。

・・・ということで，アイテムをゲット・・・。