分家のお題です。
一番高い買い物は不動産に決まっていますし，二番目は車となってしまうので，多分そのあたりは多くの方と同じことでしょう・・・。
なので，今回は「どう考えても割高な買い物」ということで書いてみようかと思います・・・。

不動産も車も一応形として見えますし，残ります。
そうした意味でも，最高の贅沢というか割高な買い物は，何と言っても旅行，と思います。
何せ形として残りませんし・・・。
今まで旅行にかけた最大の費用(交通費＋宿泊費)は，確か30万です。
15年前の夏，欧州４カ国を回ったのがそれでして，ネットなんてごく一部のマニアのものであった時代，ab-roadを初めとする雑誌と旅行社店頭の情報をかき集め，とにかく安いツァーを探した結果でした。
できれば，盆明けからが良かったのですが(何せ７～８万安い)，相方が仕事の都合で盆明けには出勤したい・・・と言うので，泣く泣く一番高いお盆の時期に行くことになりました・・・。
実は新婚旅行も欧州でして，ロンドン－ミュンヘン－パリという三都を見て回った結果，独＞英＞仏という現在に至る個人的図式が出来上がりまして，次に行く際は，独・瑞・墺というゲルマン圏三か国に・・・と，決めていました。
夏の観光シーズンに高い金出して行っただけあって(違うか)，芸術的な美しい街並みや手つかずの自然等、満足のいく旅程となりました。
ロンドン－チューリッヒ－ルツェルン－シュヴァンガウ(南独)－インスブルック－ザルツブルク－ウィーン－ロンドンという極めて往復の時間効率の悪い(成田→チューリッヒ，ウィーン→成田というJAL直行便が押さえられなかった)トランジットを余儀なくされましたが(帰途は関空に降りて羽田まで移動)，ブリティッシュ・ミッドランド(B737-500)とかオーストリア航空(何とA321)に乗ることができたので，貴重な体験となりました・・・。

もともと，当てもなく国内をほっつき歩いて知らない町や風物を訪ねるのが何よりも好きで，独身の最後の年には全47都道府県に足跡をしるすことができたので，いよいよ海外･･と満を持しての２度の洋行だっただけに，今となっても鮮明な思い出です・・・。
形には残りません。
しかし，楽しかった思い出とか見聞したこと，多くの人との出会いは，かけがいのない財産として今も残ります・・・。
そうした意味でも，今も旅行にお金をかけることは，惜しいとは思いません。
勿論，生活するのに手一杯ではありますが，旅行にだけはお金をかけたいと思います・・・。