アイテム目当てのお題ですが，毒入りです。
不快と感じられる方もおられるでしょうが，その場合は
「また言ってやがる。しょーもない」
と思ってスルーしてください。

映画にはちとうるさい(嘘です)私ですが，実は封切りを７年以上見ていません。
最後に見たのは東宝の「ゴジラ，モスラ，キングギドラ東京SOS」で，勿論ロハ券貰ったからに他なりません。

最近映画を見ない理由は幾つか有ります。
まず何よりも人と同じことをするのが厭だという天の邪鬼な性格が第一でしょう。
全米ヒットチャート云々とか聞くと，絶対手を出したくなくなります・・・。
どうしても見たけりゃレンタルDVD待ちます。
スクリーンで見ないと意味がない，と言われればそれまでですが・・・。
次に，流行というものは，良いものが淘汰されて認められて残ったのではなく，人為的・作為的に作られたものであるからです。
話題作が必ずしも良作・傑作ではないと思います。
さらに言うなら，日本人が弱い「アカデミー賞○○部門受賞」というやつです。
ここ数年，何が作品賞を取ったのか知りませんが，少なくてもここ10年ちょっとの間に私が見た作品賞に輝く作品は，どれも???でした。
「タイタニック」(97)，「恋に落ちたシェイクスピア」(98)，「グラディエーター」(00)，「シカゴ」(02)・・・といった感じです。
特にディカ様のファンには申し訳ないですが，私はあの大仕掛けの「タイタニック」がどうにも駄目でした・・・。
また，近年見た(というより相方のお相伴)作品を挙げてみると，「ピアノレッスン」，「シャイン」，「逃亡者」，「フォーウェディング」，「グッド・ウィル・ハンティング－旅立ち」，「ジュマンジー」，「エリザベス」，「ライフ・イズ・ビューティフル」，「プライベート・ライアン」，「シン・レッドライン」，「ショコラ」，「スター・ウォーズEp1ファントム・メナス」，「同Ep2クローンの攻撃」，「同Ep3シスの復讐」，「ロード・オブ・ザ・リング－旅の仲間」，「ムーラン・ルージュ」，「アビエイター」，「アバター」・・・と(新しくなるほど作品数が減る)，悪いけどどれも印象に残らない作品ばかりでした。
では，ここ10数年で印象に残った作品は・・・というと，「ブレイブ・ハート」，「アポロ13」，「ロード・オブ・ザ・リング－王の帰還」・・・といったところでしょうか・・・。これ以上古い往年の名画について語り出すと，それこそとんでもない字数になりそうなので自粛しますが，残念なことに新作への興味を全く失ってしまったので，見たい映画は無い・・・というのが結論となります。

あ，そうそう，「パイレーツ・オブ・カリビアン」について書いていませんでした。
２作目まで見ましたが，胸のすくような痛快アクションを期待したのが悪かったのか・・・。
ジャック・スパロウは崩れっぷりが見事でしたが，オーランド・ブルーム他の出演者がすっかり霞んだ感じでした・・・。
ジョニー・デップには「シザー・ハンズ」や「ショコラ」以来，期待しているのですが・・・。
崩れた薄汚い(失礼!)役しかできなくならなきゃ良いのですが・・・。
ジェリー・ブラッカイマー監督は，私にとって「パール・ハーバー」(レンタル代100円と貴重な３時間をどぶに捨てるつもりなら，大笑いすること必至の迷作と思います)，「アルマゲドン」，「ブラックホーク・ダウン」等でけちをつけたので，どうも相性が悪いようです。
唯一の例外は「タイタンズを忘れない」で，これは良かったです・・・。

・・・ということで，またしても毒入りり駄文を垂れ流してしまいました。
上記ブラッカイマーやリドリー・スコット(名作と呼べるのは「エイリアン」ぐらいか?)，ついでに近年(ここ20年)のスピルバーグにも興味が湧かないので(80年代までは良かった)，「ハリー・ポッター」シリーズもどうでも良いです・・・(と言いつつ４作見ましたが・・・)。