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蒼空の悍馬・・・

本日製作した一機です。
アメリカ陸軍戦闘機ノースアメリカンP51Dマスタング。
第357戦闘航空群第363戦闘飛行隊所属,チャールズ・イェーガー大尉乗機。
つい数日前に1/72のC型(ついでにD型も)紹介したばかりなのですが,今日は1/100のD型です。


チャールズ・エルウッド・"チャック"・イェーガー(1923-)。
チャック・イェーガーと言えば,何と言っても戦後間もなくベルX1を駆って,人類初の音速を超えた男として知られています。
また,アメリカの宇宙開発史草創期のマーキュリー計画を描いた映画「ライトスタッフ」の主人公の1人でもあります。
イェーガーのX1については昨年ここで紹介しましたが,その機体同様今回のマスタングにも,終戦の年の2月に結婚した愛妻グレニスの名が機首にかかれています(X1は,グラマラス・グレニス,今回のP51はグラマラス・グレンⅢ)。


簡易キットながら模型の出来は素晴らしく,胴体と主翼・尾翼は隙間無く綺麗に合います。しかし,厚めの(大きさが大きさなのでやむを得ないのですが)脚扉を脚柱に密着させるのが一苦労でした。
初心者に対してハードルを下げるのが目的の1つである簡易キットですが,こうした点は改善して欲しいものです・・・。
あとは,機首下面のラジエターのモールドが枠のみになっていることぐらいでしょうか。失敗覚悟で自分で彫る気力もスキルもございませんので,ストレートに組んで墨入れをして,ちょいちょいと塗って完成です・・・。


WWIIものに関して,連合軍機を作ることは余り無かったのですが(日本機と独機が殆ど),このP51に関しては何と言っても流麗なラインが魅力的ですので,つい若い頃(もとい子どもの頃)からFw190とともに数少ないお気に入りでした。


イェーガーに関しては,上記「ライトスタッフ」を御覧いただけば一番良いのですが,とにかく孤高のテストパイロットというイメージが強いです。
NASAと空軍による宇宙飛行士学校の校長を務め,63年にはNF104のテスト飛行中にトラブルに遭い,機は墜落するも生還(「ライトスタッフ」のラストシーン直前)。
ヴェトナム戦争後の75年に退役。
最終的な階級は,空軍准将でした。
その後も,空軍およびNASAのテストパイロットとアドバイザーは続け,97年には「グラマラス・グレニスⅢ」と名付けたF15Dで50年前と同時刻に音速突破の最後の飛行を行いました。
スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故の調査に当たったり,ノースロップ社の開発顧問を務めたりしたこともあったようです(同社のF20タイガーシャークの性能を絶賛していました)。


・・・で,今回のBGMは何と言っても
http://www.youtube.com/watch?v=iEBMETlpuGU&list=FLOHYySQiuMHr-B-ICL9H-iw&index=17&feature=plpp_video
です。
作中で,イェーガーの駆るNF104(映画ではドイツから持ってきたというF104G)を組みたくなりました。
20年前にハセガワ1/72のG型を買ってそのままですが・・・。

例によって画像は本家に。
     ↓
http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/e/35b75ddd3a4a7300f67bc6ccb3cfbb55

油性墨入れペンでの墨入れはどぎつかったようで,気合いが空転・・・。





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