Nicotto Town


koshiのお部屋分家


Fanfale~La Péri

昨日の鷲の優勝パレード。
オープニングセレモニーなるものが有ったことを,TVの録画を見ていて知った。
仙台フィルが出演となっていたから,いったい何をやるのかと思ったら,テープカットの際に,常任指揮者のパスカル・ヴェロの棒で,何とポール・デュカス(1865-1935)によるバレエ「ラ・ペリ」のファンファーレを演奏していた。
フランス人のヴェロだからこその選曲だろうし,前日の定期でオールフレンチプロを指揮した直後でもあったから・・・。


ブラスセクションのみで演奏されるので,私はこの曲を直接演奏したことはないが,学生の頃,定期演奏会の掉尾を飾ったのはこの曲だった(英国の作曲家,サー・アーサー・ブリスの英雄のファンファーレというのもあった)。
ついつい遠い昔を思い出すとともに,如何にもフランスものらしい洒脱なエスプリと輝かしい音色と色彩感に溢れるこの曲を,久々に聴きたくなった。
生憎,私のCD棚には見あたらず(アンセルメ指揮スイス・ロマンドとブーレーズ指揮NYフィル以外の全曲版って有るのだろうか・・・),サイトを漁った。

上記アンセルメのほかに,レナード・スラットキン~フランス国立管と,ヘスス・ロペス・コボス~シンシナティ響の演奏が出てきた。
さすがに今聴くと,定評有るアンセルメの演奏は,各楽器の音程や音の厚みの点で多少物足りないし,米国人が本場フランスの名門オケを指揮した演奏も悪くはなかったが,心に残らず,最後のスペイン人がアメリカの地方オケを指揮した演奏が,一番聴き映えがした。以前,故エリック・クンツェルが指揮したこのオケ(正式にはポップスオーケストラ)を生で聴いたことがあり,その威力に魂消た記憶が残っているが,とにかく輝かしく爽快な演奏となっていた・・・。


・・・ということで,この「ラ・ペリ」のファンファーレを貼っておきます。
2分足らずですが,気分は,パリのガルニエか,セーヌ河畔のチェイルリー公園。
或いは唯一のパリ滞在で私が歩いたクリシー大通りの風物と雑踏が思い出されます・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=cXJxHXe9FeQ





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