Nicotto Town


koshiのお部屋分家


龍の時代・・・

購入したのはいつだったか記憶にないのですが(去年であるのは確か),30年以上前から有る市街地北部の模型店http://www.mb-sendai.com/で中古品を漁って見つけたものですが,多分F-Toysとかいう食玩のなれの果てと思われます。
プリペイントですが,塗装の精度が極めて悪く,主翼裏面など厚塗りでモールドが潰れており,拭き取りタイプもシャープペンも油性タイプも,悉く墨入れを撥きます(泣)。
なので,主要部の筋掘りをPカッターで彫り直す羽目になり,簡単にできる筈が,えらく手間取りました・・・。
さらに,デカールのフィルムが厚いせいか,曲面に貼る際は大変でした。
特に,ジェットインテークに貼る黄色のDangerのマークは,なかなか曲がってくれず,骨が折れました。
マークソフターで上面を貼って圧着しておいてから,下面に巻き込ませて貼るということを試みたのですが,片側は成功したものの,もう一方が幾らやっても駄目で,遂に業を煮やした結果,流し込みようのセメントで貼るという力業で,捩じ伏せました・・・。


オーストリア陸軍航空隊戦闘機サーブJ35ドラケン(ドラゴンと同義)。
サーブ社は,ボルボと同様,スウェーデンを代表する自動車メーカーですが,元々は航空機産業の一部でした(GM傘下になり,最近破産したらしい)。
オーストリア空軍は(空軍があるのに,陸軍航空隊所属というのは,よく分かりませんが),1987年以降,スウェーデンから中古のドラケンを購入し,05年まで運用しました。
驚くべきことは,このWデルタ翼を採用した近未来的フォルムの戦闘機の開発は,1949年に始まっていたという点です。
北欧の一匹狼と言われたフィンランドですが,自前で兵器を開発し(エンジンはさすがに英国製のロールスロイス・エイボンのライセンス生産らしいです),高速道路からも迎撃に離陸できるSTOL(短距離離陸)性能を備えた独自の

戦闘機を世に出しました。
初飛行が1955年ですから,米軍の主力がロッキードF104スターファイター,旧ソ連軍の主力がミグ21フィッシュベッドと同時代ということになり,半世紀にわたって欧州の空を飛び続けてきたことになります。
スウェーデン空軍の主力戦闘機は,その後J37ヴィゲン(voltと同義-稲妻),そして現役のマルチロールファイターであるJ39グリペン(グリフォンと同義-有翼獅子)という経緯を辿りますが,20世紀の名戦闘機としての評価は揺るがないことでしょう。
因みに,オーストリア空軍は,ドラケンの後継として,ユーロファイター・タイフーンを選定します。
それに怒ったスウェーデンは,ドラケンのメンテナンス費用を通常につり上げたとのことです。
でもって,墺空軍は,スイス空軍からF5EタイガーIIをリースして,ドラケンを退役させ,タイフーン配備までの繋ぎにしたとか・・・。
考えてみたら,ドラケンの前の主力機は,瑞空軍同様J19トゥンナン(樽)だったから,次も期待したということでしょうか・・・。
スイス空軍は,次期戦闘機としてグリペンを導入しているようです。
スイス空軍のF5Eが篦棒に格好良いことは,以前紹介しましたが,墺空軍のF5Eも食指が動きます・・・。


でもって,ドラケンに戻しますが,ハセガワ1/72を死蔵しています。
デカールは,何とエリア88の風間真乗機。
イスラエル空軍のような中東迷彩を施すには,エアブラシの購入が必須となります。
それも検討しないと・・・(懐中が寒い・・・)

例によって,画像は本家に・・・。
             ↓
http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/e/c7b9bd0ca79a7d3ae21170f453ccab78





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